ニキビ

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2023年10月03日

ニキビに悩む人は増えている

ニキビはだれでも知っているポピュラーな病気です。昭和の時代は、思春期ならだれにでもできるもので大人になれば自然に治る・・と放置されていました。

病気とは認識されず、皮膚科を受診する人もあまりいなかったのではないでしょうか。

ところが、平成をすぎ令和の現代、ニキビに悩む方は急増しています。

いったい、何がおこっているのでしょうか。

ニキビになりやすい肌の変化

以前であれば、脂ぎった若い男の子に多いというイメージがありました。

思春期が終われば落ち着いて、自然に治るものとされていたと思います。

でも、現代ではまったく違っています。年齢は10歳くらいから、上は40代までニキビの年齢層は広がっています。また、男女比は差がなく、男の子に多いとは言えず、いまや女性のニキビは男性より多いかもしれません。

ここで問題なのは、できやすいのが脂ぎった肌質に限らないことで、乾燥肌やアトピー性皮膚炎の方のニキビも珍しくないのです。いったいどのような肌の人がニキビになるのでしょうか。

ニキビの原因

よく、チョコレートを食べたとか、ピーナッツを食べたことをニキビの原因と気にする方がいます。でも、ニキビは一つの食べ物で起こることはありません。もちろん、食生活の偏りはニキビを治しにくくしますから注意が必要です。ビタミンや食物繊維のバランスを考えて食事をすることは美肌につながるのでおすすめです。

実は、ニキビの大きな原因は、毛穴のつまりにあるのです。

アトピー性皮膚炎や肌荒れがあると、角質層が厚くなり毛穴がつまります。暖房で肌が乾燥してもやはり角質層が厚くなるため、つまりの原因になります。乾燥肌はニキビ肌になりやすくなるのです。ウオータープルーフの日焼け止めクリームや、しっかりメイクも長時間毛穴をふさいでしまいます。最近はやりの粒子の細かいファンデーションも毛穴に入り込んでしまいます。

大人の女性は乾燥が気になるからと、乳液、クリーム、オイルなどを塗り重ねがちです。でもこれらの油分が毛穴に入り込み、毛穴はかえって開いてしまいます。過剰な化粧品の使用は、むしろ美肌から遠くなる一方というわけです。

ニキビにならないスキンケア

子供でも大人でも、女性でも男性でも、脂性肌でも乾燥肌でも、実はスキンケアはほぼ同じです。まずは、安全で洗浄力もある石鹸で優しく丁寧に洗顔をすること。雑菌やほこりなどを肌に残すのはいけないので、洗顔は基本です。ただし、洗いすぎは禁物。過剰に皮脂を取りすぎて、むしろ乾燥肌になるのです。

丁寧にしっかり洗ったら、そのあとは保湿のスキンケアが必要です。でも、やたらにたくさんの化粧品を重ね塗りするのはおすすめしません。

冬期の注意点ですが、暖房の過剰使用にはお気を付けください。エアコンや床暖房などで、部屋が乾燥していると、肌も乾燥し、角質層が厚くなって毛穴をふさぐのです。

肌保湿研究所のYouTubeでは、ニキビのスキンケアについてアドバイスを行っていますのでごらんください。

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