よだれかぶれ

2023年10月03日

よだれかぶれとは

赤ちゃんの肌トラブルの代表に「よだれかぶれ」があります。

これはよだれが増えてくるころから起こりやすくなる皮膚のトラブルです。

主に口のまわりに赤みが出て、ぶつぶつした発疹が出たり、かさついて皮がむけたりします。

長引くとジュクジュクしたただれにつながります。

よだれを手でこすってほほに広げて、ほほ全体が真っ赤になる場合もあります。また、よだれかけが唾液でびしょびしょに濡れたままつけていると、あごから首回り、さらには胸まで炎症が広がることがあります。

よだれかぶれを放置してはいけない

よだれかぶれは、離乳食が始まるとさらに悪化することがあります。

単によだれかぶれだからそのうち治るだろうと放置してはいけません。

かぶれを繰り返すと、離乳食の成分にアレルギーをおこすことがあり、そのままアトピー性皮膚炎の原因になるからです。

また、このよだれかぶれは、季節によって異なった注意が必要になります。

乾燥した冬の季節、暖房の中でかさかさになった肌によだれかぶれをおこすとなかなか治りにくくなります。その結果、あかぎれやひび割れが起こり、赤ちゃんはよだれやミルクがしみて痛がります。ですから、過剰暖房を避けなくてはいけません。

乾燥を予防するためにワセリンやベビークリームなどをこまめにぬる必要があります。

夏は、汗によるトラブルが加わります。また、細菌やカビの繁殖も加わり、とびひになりやすくなります。

こうして一年を通してよだれかぶれを繰り返していると、全身のアトピー性皮膚炎の原因になってしまいます。さらには食物アレルギーも起こしやすくなるので、たかがよだれかぶれと放置してはいけません。

よだれかぶれの治し方

大事なことは、適切な治療と予防です。

悪化する前に専門の医師に相談し、治療を受けて治してしまいましょう。

同時に大切なことは、毎日の正しいスキンケアです。

一日に一回は石鹸で清潔に洗い、原因となるよだれや離乳食や雑菌をきれいに除去しましょう。頻繁に出るよだれをつけたままにせず、水で洗い流したり濡れタオルで優しくふき取り清潔を心がけましょう。タオルでごしごしこすってはいけません。また、よだれかけは汚れたらまめに交換する方が良いですね。

よだれを優しくふいたら、そのあとはこまめにスキンケアをしておきましょう。

清潔と保湿…これがよだれかぶれには大切です。

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