重ね着は良いこと尽くし

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乾燥肌

2023年10月03日

新しい1年が始まりました! 本格的な冬の到来で寒さは厳しさを増しますが、 注意すべきは空気の「乾燥」です。 特にアスファルトに囲まれ土や緑が少ない都会は乾燥が顕著で、 たびたび 「異常乾燥注意報」も発令されます。

また、屋外だけでなく、エアコンやファンヒーターなど空気が乾く暖房器具が使用された室内は、さらにカラカラに乾燥します。部屋全体を暖めてから薄着で過ごしている方も多いのではないでしょうか。 このような乾燥した環境で過ごすと、私たちの皮膚の角質層の水分は蒸発し、目や鼻の粘膜も乾いてしまいます。 乾燥肌やドライアイ、ドライノーズの原因となるのです。

ホットカーペットや床暖房なら安全と思われる方も少なくありませんが、室内の下の方から乾燥するので、 身体の小さい赤ちゃんやお子様がいるご家庭は注意が必要です。 背の低いお子様から先に全身乾燥するからです。 皮膚や粘膜が乾燥すると、ほこりや花粉などの異物が侵入しやすくなり、アレルギーの原因となります。花粉症が年々低年齢化しているのもこうしたことが原因の一つなのです。

では、どうすれば 「乾燥」によるトラブルを防ぐことができるでしょうか。私は「重ね着」 をおすすめしています。 薄いものを何枚か重ねると、ミルフィーユのように空気の層ができ、いったん温まった空気が外に逃げません。 暖房で外から暖めるのでなく、 まずは重ね着で自分自身を内側から温めることで寒さを感じにくくなります。また、適度に汗もかくので保湿効果もあり、静電気も軽減します。靴下やレッグウォーマー、アームウォーマー、 ネックウォーマーや腹巻などで足首や手首、首やお腹の血管を温めることも大変効果があります。 重ね着が苦手なお子様は、こうした小物を足してあげるだけでも、 温められた血流が全身に回るので効果的です。

これらは、「保湿オタク」 の私が、これまで自分自身で工夫して検証と実践を重ねてきた方法です。全身のかゆみがおこりにくくなり、手荒れや顔の小じわの予防にもなり、暖房費や電気代の節約にもなっています。 つまり、 「重ね着」は良いこと尽くしなのですね。

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